こんにちは。占い師の北川サンゴです。

福岡では緊急事態宣言が解除されて、少しずつ日常生活が戻ってきました。

東京ではまだ解除されていませんが、感染者数は収束の兆しを見せており、もう少しで解除されるでしょう。

自粛はまだまだ続けなければいけませんが、段階的に経済活動も解禁になってきそうです。

これは経済学者さんや評論家の皆様もおっしゃっておられますが、コロナ以後の時代はコロナ以前とはまるで違った世界になるでしょう。

もちろん亡くなった方は非常に無念であったことと思います。心からお察しいたします

ただ、一方でコロナは単なる疫病ではなく社会の進化の過程でもあったと北川は思います。

それはなぜかというと、なんだかんだで我々はすでに1ヶ月2ヶ月の自粛に慣れてしまったということです。

「あれ?テレワークでも全然仕事できるじゃん」とか「別に毎日飲み屋に行かなくても家飲みで全然いいな」とかそういう気づきがあちこちで起こってるのです。

結果的にアフターコロナの世界ではオンライン化が促進され、日常的に家で過ごすことが多くなってくるでしょう。

それは喜ばしいことだと思います。

会社の息苦しさから開放されて自殺率が減ったという報道も出ております。

ただ、家でずっと過ごしていると別の面で問題が出てくると思われます。

それはソーシャル・キャピタルの問題です。

ソーシャル・キャピタルとは日本語では「社会関係資本」と言います。

これだと何やら意味がよくわかりませんが、わかりやすく言うと「身内以外との人間関係」です。

別の言葉でいうと「社会とのつながり」ですね。

複数の研究でこのソーシャル・キャピタルが社会や経済の発展に大きく影響していると結果が出ています。

例えばソーシャル・キャピタルと所得や経済成長は正の相関があるようです。(Knack and Keefer(1997), Tabellini(2008), Algan and Cahuc(2010))

また、幸福度とソーシャル・キャピタルに正の相関を示した研究は多いです。(Putnam(2000), Helliwell(2003), Powdthavee(2008), Kuroki(2011),Yamamura et al. (2015))

さらに、健康とソーシャル・キャピタルが関係するという研究もあります。(Ichida et a.(2009)、 Kawachi et al.(1997))

ソーシャル・キャピタルはまさに社会の資本なのですね。

で、勘の良い方ならもうおわかりと思いますが、残念なことに日本はこのソーシャル・キャピタルが極めて脆弱で、世界の国の中でも下から数えたほうが早いという有様です。

他の国はこのソーシャル・キャピタルを宗教が担っているのですが、日本は宗教が希薄なのでかなりハンディキャップがあるのです。

その日本人たちが強く帰属意識をいだき、日本のソーシャル・キャピタルの中心となってるのが「会社」です。

つまりアフターコロナのオンライン化で会社との関係が希薄化されると日本人が持ってる唯一のソーシャル・キャピタルが希薄になってくるのです。

会社と家の往復しかしてない人って都会では結構多いでしょう。そういう人はアフターコロナの世界で社会とのつながりが無くなってしまいます。

孤独は想像以上に心を蝕みます。これが今後問題化してくるかと思います。

どのようにソーシャル・キャピタルを増やしていくか。

理想的なのは地域社会や趣味の仲間を増やすことですが、それには時間を確保しなければいけません。

北川の私見ですが、1日8時間+残業というのは現代の仕事の密度から見ると労働時間が多すぎるのではないかと思います。

1日6時間ぴったりの完全週休二日制ぐらいがちょうどよいと思います。

8時間労働というのは19世紀にできた制度です。

自動車はおろか電話すら無かった時代の制度を金科玉条のように守ってるのはナンセンスではないでしょうか。

当時からすると業務効率化が圧倒的に進んでいるので、もっと労働時間を減らしても成り立つのではと思います。

アフターコロナの世界では働き方改革を急ピッチで進める必要があるでしょう。